ヘアカラー(カラーリング)とパーマや縮毛矯正を行う時に、どちらを先にやった方がいいのか悩むと思います。
基本的にはパーマを先に行い、後でカラーリングします。
美容院でもだいたいパーマを先に勧められます。
これはパーマの髪にくせ(ウェーブ、カールなど)をつける工程に関係します。
パーマは髪の内部の成分(構造)を1回壊して、新たにくせをつけ(再構築)て形を作ります。
この時に髪の内部にカラーリング(色素成分)したものがあると、パーマ液によって分解されてしまいます。
色素が分解されてしまうので発色が落ちたり(褪色)、無くなってしまうこともあります。
また色素(カラー)によって色の落ちる度合いが違って、落ちやすいものとづらいものがあります。
美容院では同じ日でも行ってくれますが、先にパーマを掛けてから一週間から二週間の期間を空けてヘアカラーを行った方がいいと言われることもあります。
この辺はお店によっても違いますし、プロの方の意見の相違もあるでしょう。
髪や頭皮にダメージが大きいこの2つを同じ日に行うということは、かなりのダメージを負うことは覚悟しておかないといけません。
同じ日に行いたい時は、時間も掛かりますのであらかじめ美容院には伝えておいた方がいいです。
お店によっては、使用する薬剤の関係で同日には行えない所もありますので確認しておきましょう。
施術を行った当日はまだキューティクルが開いている状態です。
開いている時にシャンプーなどすると髪が傷んでしまいますので、当日は行わない方がいいでしょう。
髪は濡れている状態だと、乾いている時よりもダメージを受けやすいので刺激の少ないシャンプーを使って下さい。
染め直し
ヘアカラーで行う染め直しも同様にかなりダメージを負います。
前回、髪に入れた色が気に入らなくて染め直しをする場合、ブリーチをすることが前提となります。
現在の髪の傷み具合いで無理なことも多々あり、プロの方に相談して行わないと自分ではなかなか判断出来ません。
髪の状態で空ける期間は変わってくるので、一概にはいえませんが一週間から一ヶ月ぐらいです。
下地の髪の色が明るい、暗い、染め直しでトーンアップ、ダウンによっても変わってきます。
脱染
脱染ということもしばしば聞きますが、基本的にはまだ確率されていない技術、薬品になります。
人口の色素(ヘアカラー)を抜くことを指しますが、一回で希望通りなるとは限らず数回の施術が必要なこともあります。
暗い、濃い色で染めたものを100%色を抜くことはできません。
ある薬品を応用して使ったり、ブリーチを薄く使ったり、ブリーチ自体を行うお店もありますので、まだ曖昧な所がおおい施術です。
黒染め
気を付けないといけないのが黒染めです。
黒染めをやってしまうと、プロの方でもその後の染め直しが無理だったり、ムラになる可能性があります。
黒染めは元の黒髪のメラニン色素を消した時のように簡単には出来ません。
就職活動のために黒く染めたい方で、活動が終わったらまた明るくしようとしているなら、ヘアマニキュアの白髪染めで染めた方がいいと思います。
ヘアマニキュアなら一週間からに二週間程度で徐々に褪色していきますので、使い勝手がいいと思います。
ヘアマニキュアの黒色はいかにも染めましたという感じの真っ黒にはなりません。自然な風合いの黒になります。